「低侵襲」や「術野」とは、どんな意味でしょうか?

低侵襲、確かに一般的に私たちの生活にはでてこない単語ですね。簡単にいれば、身体に負担の少ない事を低侵襲と呼んでいるようです。

医療行為には、患者さんの体に有害となる可能性のある“おせっかい“がつきものです。採血だけでも針を刺す痛みに耐えなければなりません。レントゲン撮影ではX線が体を通過します。お薬をのむにしても副作用のことを考えると100%安全とは言い切れません。こういった“体に有害となる可能性のあるおせっかいとその程度”を医学用語で“侵襲”と言います。

九州大学病院:低侵襲治療とはより抜粋

術野も、同様になかなか日々の生活では出てこない単語ですね。ドラマ「ドクターX」では、手術中に頻繁に「術野を広げて」「術野を確保」といった表現がでてきました。

術野(じゅつや)とは、手術を行っている、目で見える部分のことである。 例えば、手術の際、手元を視認できるように筋肉や臓器等をカギ状の医療器具で押さえることを、「術野を広げる」という。

看護婦用語辞典:術野とはより抜粋

医療情報監修:松元 教貢 / 松元教貢歯科医院(大森:東京)