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虫歯予防には感染の窓の時期でのケアが重要とききますが、感染の窓とはなんのことでしょうか?

感染の窓とは、人が生まれてから一定の期間、虫歯菌や歯周病菌に感染しやすい時期があります。その時期を「感染の窓」と呼んでいます。生後1才7ヶ月(19ヶ月)から2才半(31ヶ月)くらいまでの時期をそう呼んでいます。

この時期は、歯が次々と生える時期です。しかも、乳前歯よりも形が複雑な乳臼歯(奥歯)が増える時期ですので、ミュータンス菌に感染すると虫歯になりやすくなってしまいます。

出生の翌日から検出される一部のレンサ球菌とは異なり、歯が生えていない乳児には、Mutans Streptococci(ミュータンス レンサ球菌群)は検出されません。これまでのさまざまな研究で、感染のリスクが常にあるわけではないことがわかっており、Caufieldらによれば、生後19ヶ月から31ヶ月(平均26ヶ月)の間に初感染が集中しており、彼らはこの時期を『Window of infectivity:感染の窓』と呼びました。

この時期は、ちょうど乳臼歯が生えだしてから生え揃うまでの期間に相当し、この時期の乳児そして母親をはじめとする家族の口腔ケアを注意し、感染時期を遅延させるだけでもう蝕リスクが減少することが複数の研究により示されています。

感染の窓より抜粋

「感染の窓」の時期に、
虫歯や歯周病予防に重要なポイント

1)食べさせ方や食器ついて
大人が使ったスプーンや食器で食べさせない、噛み与えをしない、フーフー冷ましをなるべくしない。うがいに使用するコップも大人とは別にする。

2)お口へのチュッは禁止
この時期、お口へのキスも感染を助けてしまいます。

3)親自身がしっかり歯磨きを
家族に虫歯が多いほど、子供に感染しやすいとされています。親や兄弟がまずはしっかりと歯磨きをする事が感染予防に重要です。

医療情報監修:坂部 潤 / キッズデンタル