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インプラント治療とは、どんな治療でしょうか?

歯が欠損(なくなった状態)した場合に、顎の骨にチタンなどの素材を土台に人工歯を固定する治療の事で、正しくは、デンタルインプラントといいます。単体でインプラントという場合は、体内に埋め込まれる器具の総称を呼びますが、一般的にはインプラントというとデンタルインプラントのケースが多いようです。

歴史としては、以下の引用にあるように、1982年に予後(今後の病状についての医学的な見通し)15年の症例発表から普及したとされ、昨今、一部ではHA(ハイドロキシアパタイト)をコーティングするなど(歯科医師により意見は分かれている)、骨形成においてバイオインテグレーション(骨誘導能)の優れた素材や製法が開発され、より安全で有効なデンタルインプラントとして注目されている。

(歴史)

1978年に初のデンタルインプラントのコンセンサス会議が、ハーバード大学とアメリカ国立衛生研究所の共催で開催された。この会議はデンタルインプラントのデータ収集と分析の評価基準と標準が確立された象徴的な会議であったと評価されている。

大きな ターニングポイントとなったのは1982年のトロント会議。そこで予後15年の症例が報告され、一大センセーショナルを巻き起こし、北米を中心に普及が始まった。

中略)

1991年に表面が機械研磨(いわゆる削りだしの状態)より強酸で表面処理をした方が骨との結合がより強くなるという論文が発表され、それ以降各社表面をブラストや強酸により処理しラフサーフェス(微小粗雑構造)を作るようになり表面性状の良さを競っている。

現在さらに表面をフッ素コーティングをする事により骨伝導と石灰化が惹起され、治癒が早まると注目されている[3]。日本ではまだ認可されていないが数年のうちに日本でもフッ素コーティングタイプのインプラントが登場する事が予想される。

このようなインプラントの改良により予後は日々向上している。また適応も骨再生誘導療法などが開発され、歯槽骨の再生により拡大している。2005年には、ジルコニアアバットメントが日本国内で薬事法上の認可を受け臨床応用が始まり審美的治療の幅も広がっている。

wikipedia:デンタルインプラントより抜粋

デンタルインプラントの問題点について、以下引用にありますように、外科的な手術であり顎の骨に直接負荷がかかる治療なので、術式(手術の方法や手段)を含め歯科医師の技量の影響が大きく、近年、多くの歯科医院でインプラント治療を標榜しているが問題点も多いとされている。

デンタルインプラント:概要より

問題点)死亡事故のリスクもある外科手術が必要であり、通常の歯磨きなどの必要性や寿命が無いわけでもない。そもそも、手術が不可能な(もしくは、危険が多い)ケースや、手術をしても失敗(ロスト)するケースも相当数ある。

他の治療法とは異なり負荷が顎骨へ直接掛かるため、インプラント治療にはしっかりした顎骨が必要で、歯周病、抜歯、長期間の可撤式義歯(入れ歯)の使用などで歯槽骨を喪失している人は、顎骨のほかの部分や腰などから骨を移植(自家骨移植)または、βTCPや脱灰乾燥した牛骨など(人工骨)を填入して、インプラントを埋め込む(歯科医は、「埋入=まいにゅう」と呼ぶ)土台となる骨を構築する補助手術を必要とする場合があったり、それでも不可能なケースもある。歯ぎしりの強さや、相対する歯の状態や、どの歯に適応するかによって、大きく状況が異なり、安全マージンを確保しない無理な治療は、顎骨などへ大きなダメージを与える結果ともなり得る。

wikipedia:デンタルインプラントより抜粋