現在、子供の矯正治療をしていますが、転居しなければならなくなりました。この場合、他院に転院になると思いますが、治療の継続や治療費はどうなるのでしょうか?

歯科矯正治療の場合、一般的に2~3年という長期の治療期間になりますので、転居が決まった時点で、担当の歯科医師に相談していただくのが良いと思います。

転院先(転居先の歯科医院)との連携は、矯正治療には、とても重要な事です。具体的な転院先が決まっていない場合でも、転居予定のエリアを現在の担当歯科医師さんにお伝えして相談されると良いと思います。

転勤などで転居の場合、転居先での小児歯科矯正について

この場合も最初の治療契約に記載または説明されているかどうかによって異なってくると思います。通常は治療の続きは転医された先生の方でして頂けると思いますが、費用は転医された医院の新規料金と考えて下さい。現在受診中の歯科医院で一部返金が可能かをご相談ください。

「現在子どもの矯正治療をしていますが、遠方へ転居しなければなりません」日本小児歯科学会より抜粋

問題となってきますのは、治療費を事前にお支払い済みの場合です。

支払い済みの医療費は、歯科医院の規定や矯正治療の進捗状況にもよりますが、途中までの治療費で精算可能なケースとそうでないケースがありまして、多くの場合、転院する場合は、治療費が増額することになるとお考えいただいた方が良いです。

海外への移転や海外からの移転の場合、国によって使用している装置が違う事がありますので、受け容れられる医療機関(歯科医院)が限られてしまいます。この場合も、早めに、担当歯科医師に相談する事が重要です。

 

医療情報監修:坂部 潤 / キッズデンタル