- 歯科治療の際に、麻酔していただいたのですが、とても痛かったのです。私は麻酔が効きにくい体質なのでしょうか?
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患者さんの体質の影響で、局所麻酔の効果に影響はないようです。(以下の引用を参考)
A3→歯科治療の時に麻酔をしたのに痛くて、麻酔の効きにくい体質と言われたのですが。
患者さんの体質により局所麻酔薬の効果が影響を受けることはありません。
しかし、歯や歯肉(歯ぐき)の周囲に強い炎症がある場合、骨が固く麻酔の注射液が浸透しにくい部位、下の奥歯、膿が溜まっている部位などでは、局所麻酔薬の効果が十分に得られない場合があります。
また、治療中に痛みを繰り返したり、緊張が強い場合などでも痛みに対し過敏となり、局所麻酔効果が得られにくくなることがあります。
また、局所麻酔のアレルギーにつきましても、以下の引用をご参考いただけますと良いと思いますが、歯科治療に仕様される局所麻酔薬による重症なアレルギー(アナフィラキーショック)の発生は、きわめて少数のようです。
A4→歯科治療時に使用される局所麻酔薬による重症のアレルギー(アナフィラキシーショック)の発生頻度は極めて低いとされています。
局所麻酔薬アレルギーと診断されている方は、局所麻酔時の血管迷走神経反射(脳貧血)や過換気症候群などで気分が悪くなった症状をアレルギーだと誤診されていることが多いため,本当に局所麻酔薬アレルギーであるか鑑別が必要です。歯科麻酔科医にご相談ください。
医療情報監修:南雲 祐二 / 東京無痛歯科センター